【新入社員へ】現役メーカー情シスが教える、情シス研修のリアルな一週間スケジュール

新入社員向け

はじめに

新入社員の皆さん、情シス(情報システム部)への配属おめでとうございます!あるいは、配属希望を出してドキドキしているところでしょうか。

いざ配属が決まると、「最初はどんなことをするんだろう?」「いきなりプログラミングをさせられるのかな……」と不安になりますよね。

今回は、そんな皆さんの疑問を解消するために、若手情シスである私が実際に体験した「配属後1週間のリアルな研修スケジュール」を大公開します!会社によって多少の違いはありますが、メーカー情シスの新人がどんなステップを踏んで実務に入っていくのか、具体的なイメージを掴んでもらえるはずです。

情シス研修「怒涛の1週間」タイムスケジュール

まずは、研修1週間の全体像をご覧ください。

曜日午前午後
月曜挨拶まわり / 情シス概要説明e-ラーニング(IT基礎) / 日誌
火曜工場見学(現場端末・NW確認)システム紹介(主要システム) / 日誌
水曜e-ラーニング・自学習PCセットアップ / 日誌
木曜デジタル推進室講義システム紹介(続き) / 日誌
金曜e-ラーニング / PCセットアップインフラチーム講義 / 日誌

※毎日夕方に待ち構えている「日誌」については、後ほど詳しく解説します。

月曜・火曜:全体像を掴む「インプット」の日々

月曜午前:まずは挨拶と概要把握

初日は、同じ部署のメンバーや、業務で関わりが多い他部署の方々への挨拶まわりからスタートします。その後、情シスのざっくりとした概要や、配属チームの詳しい担当業務について説明を受けます。

月曜午後:IT未経験の救世主「e-ラーニング」

IT知識に自信がなくても安心してください。最初はe-ラーニングを使ったIT基礎の座学時間がしっかり用意されています。ここで「基本情報技術者試験」レベルの単語を頭に入れることで、先輩たちが話す専門用語になんとか食らいつけるようになります。「会話が成り立たないレベル」からの脱却を目指す重要な時間です。

火曜午前:ただの見学じゃない!「工場見学」の真実

メーカー情シスならではの研修が「工場見学」です。先輩社員と一緒に製造現場を回り、現場のPC端末やネットワーク機器がどう配置されているかを確認します。

実はここで一番大事なのは、「工場の名前と場所を覚えること」です。実務が始まると、現場から「〇〇工場の端末が動かないから来て!」と普通に呼ばれます。場所が分からないと仕事にならないため、ゆくゆくはひとりで構内を歩けるようになることを意識しておくと良いです。

火曜午後:情報の波に飲まれる「システム紹介」

いよいよ情シスらしい時間が始まります。例えば一つのチームが10個の主要システムを運用しているとすると、各システムの担当の先輩から順に概要を説明してもらいます。私の場合、研修期間中で最も時間をかけてもらったのがこの「システム紹介」です。一気に情報が入ってくるので頭がパンクしそうになります。

水曜・木曜:実務への準備と他部署との関わり

水曜午前:一人で進める「自学習」

先輩たちも自分の業務で忙しいため、ずっと付きっきりというわけにはいきません。空いた時間は、e-ラーニングを進めたり、前日までのシステム紹介の復習をしたりと、自分で学習を進めます。

水曜午後:最初のミッション「PCセットアップ」

配属チームのシステムを使うための準備として、自分のPCのセットアップを行います。開発環境を作ったり、必要なツールをインストールしたり。場合によっては、まっさらな初期状態からセットアップをさせてもらえるかもしれません。

実は、新入社員のPCをセットアップする(キッティングといいます)のは、情シスが業務として最初に担当することが多い仕事です。つまり、これは自分の環境構築であると同時に「最初の業務の練習」でもあるのです。

木曜午前:関係の深い「デジタル推進室」の講義

メーカーで最近増えている「デジタル推進室(DX推進など)」の講義もありました。講義してくれた室長は元情シスの方でした。

※情シスとデジタル推進室って何が違うの? という疑問については非常に奥が深いため、また別の記事で単体のテーマとして詳しく解説します!

木曜午後:システム紹介の続き

引き続き、先輩たちからのシステム解説を受けます。

金曜:土台を知る「インフラ講義」

金曜午前: e-ラーニングとPCセットアップの総仕上げを行います。

金曜午後:すべての土台「インフラチーム」からの講義

「ITインフラチーム」は、情シス内のすべてのチームと関わりが深い最重要ポジションです。そのため、サーバーの仕組み、自社のネットワーク構成、セキュリティのルールなどについて、専門の講義が必ず存在します。ここを理解していないと、いざシステムを開発・保守する時に大きな事故に繋がるため、必死にメモを取る時間です。

全員が通る洗礼。意外と苦労する「日誌」

さて、スケジュール表の各曜日の最後にある「日誌(日報)」。実は、研修期間中に新人が一番苦労するのがこの日誌です。

その日の学びをまとめて提出するのですが、最初は先輩や上司からこてんぱんに文章のダメ出しをされます。「主語がない」「事実と意見が混ざっている」「結論から書け」などなど……。

なぜここまで厳しく指導されるのでしょうか?

それは、情シスの仕事が「文章でのコミュニケーションに依存しているから」です。現場へのシステム操作手順書の作成、システム開発会社(ベンダー)への要件メール、障害発生時の報告書など、正確にテキストで伝える能力がないと、取り返しのつかないミスに繋がります。

日誌への厳しいフィードバックは、ITエンジニアとしての「正確な文章力」を鍛えるための最初の訓練なのです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

一週間で覚えることは山のようにありますが、座学、現場見学、システム理解がバランス良く組まれています。未経験からでも段階的にステップアップできるように、しっかりとしたカリキュラムが用意されていることが伝わったなら嬉しいです。これは会社によって全然違うと思いますが、私の場合はこのような流れで研修期間が3か月間でした。

最初は専門用語のシャワーに戸惑うかもしれませんが、一週間を乗り切る頃には、ほんの少しだけ「情シス」の顔になっているはずですよ。応援しています!

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